未公開物件は、掘り出し物か?

                  未公開物件は、掘り出し物か?

賃貸物件でも、売買での土地や建物そしてマンションの未公開物件は、一見すると魅力的に見えることがありますが、掘り出し物であるとは限りませんので注意をしていただければと思います。

 

未公開物件は、多くの場合、広告やインターネット上で一般に公開されていない物件を指します。このような物件は、特定の不動産業者や内部ネットワークを通じてのみ入手可能なケースがあります。

 

そのため、未公開物件が掘り出し物であると考えてしまうことが起きてしまいます。

しかし、未公開物件が掘り出し物であるとは必ずしも言えない場合があります。以下は、その理由です。

 

1. 情報の限定性

未公開物件は、一般的に一部の不動産業者のみが持つ情報であり、市場全体の一部の情報にすぎません。そのため、他にも沢山の良い物件が市場には存在しています。

 

 2. 価格設定の公正性

未公開物件は、広く市場に出回っていないため、その価格設定が公正かつ適正なものであるとは限りません。特定の業者や個人が独自の基準で価格を設定することがあり、市場価値よりも高く設定されている可能性もあります。

 

3. 条件の不透明さ

未公開物件の詳細や条件が公開されていない場合、物件の状態や周辺環境などについて正確な情報を得ることが難しいものです。これにより、実際の物件との不一致が生じる場合があります。

 

4.営業の材料

未公開物件といえば誰もが、関心を示してしまうものです。その心理を利用して営業のアイテムとして、まるで切り札のように物件を出してくることがあります。

 

 

以上の点から、未公開物件が掘り出し物であるかどうかを判断する際には、慎重な検討が必要です。広告されていないからといって、必ずしも良い取引であるとは限りませんので、他の選択肢と比較し、あくまでも物件本位な視点で慎重に検討することが大切です。


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